深見東州さんが3大テノールのうちの二人、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共演されるので、3大テノールへの関心が深まっている私ですが、本当に感激しましたね、今回の東京国際コンサートには。

6月のホセ・カレーラスとの共演も、とても良かったですが、今回はさらに素晴らしかったです。知っている曲が多かったのもありますけど、とても楽しめました。3大テノールがなぜ世界的な超スーバースターになったのかが、実際に見てみると、納得できますね。歌も演技もカリスマ性も温かみもユーモアも全てがドミンゴには備わっているのでしょうね。

さすがにプラシド・ドミンゴも74歳ですから、往年のように高音域をずっと歌うことはつらいのかもしれませんが、それでも一世を風靡したスーバーテノールの実力は、バリトンの曲からでも十分に伝わりました。こんなに上手に歌える人を、今までライブで聞いたことがありません。よく声を楽器になぞらえますけど、どんな楽器よりも美しい音色を自由自在に出せる最高の楽器を持つのがドミンゴなんでしょうね。バヴァロッティとツインピークで、世界最高のテノールの時代を作った生けるレジェンドという意味がわかりました。聞いていると背中に感動が走って震えましたよ。

そして、深見東州さんとのラストの「ふるさと」と、「勿忘草(わすれなぐさ)」での共演は、日本屈指のバリトンと、世界一のテノールとの、歴史的なステージになったのではないかと思います。後の人からは、20世紀の最高の芸術家と、21世紀最高の芸術家との共演だったと、言われるようになるでしょう。
ドミンゴは桁外れの才能を持つ音楽家ですが、この時代の音楽を創ってきた真の芸術家だと思いました。深見東州さんも、バリトンの声楽家でありオペラ歌手ですが、同時にジャンルを厭わず歌うボーダレス歌手でもあり、画家であり、作曲家であり、詩人であり、小説家であり、能と京劇をやる舞台人であり、21世紀のレオナルド・ダ・ビンチと称されるほどの万能の天才と言われる人です。

その新旧の天才たちの邂逅は、なにか、大きな今後の展開につながりそうな気がします。その優れた活躍に、ますます期待したいと思える、今回の素晴らしいコンサートでした。


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スボーツニッボン 2015年8月28日