ゴルフの話題が続きますが、今年は「2016ブラインドゴルフ ジャパンオープン チャンピオンシップ 」「2016IBGAワールドチャンピオンシップ 」(世界大会)の、ふたつの大きなブラインドゴルフの大会が開催されます。

2016ブラインドゴルフ ジャパンオープン チャンピオンシップ/2016IBGAワールドチャンピオンシップ (世界大会)

ブラインドゴルフについてしっかり書くのは初めてなので、少し説明すると、発祥はアメリカからだそうです。1924年に失明したある米国人が、ゴルフに挑み、数年後に18ホールを84で回ったあたりが始まりのようです。私はゴルフのコースを回ったことはありませんが、このスコアが普通のゴルファーでもかなりのものであることくらいはわかります。
その後少しづつ普及し始め、1938年に初の大会がアメリカで開催されます。そして第2次世界大戦後は、失明した軍人たちの社会復帰の手助けとしての役割を果たし、社会的意義が認められていったようです。その後もアメリカで広がっていき、技術も向上し、新しい福祉活動として、視聴覚障害者の生きがいとして根付き始めているそうです。

深見東州さんがブラインドゴルフと出会ったのは、1988年だそうですので、28年前のことですね。オーストラリアで視覚障害者のロン・アンダーソン氏と出会ったことを、前回紹介した動画でも、懐かしそうにお話しされていました。深見東州さんは、ロン・アンダーソン氏が、あまりに底抜けに明るいのと、優れたプレーでゴルフを楽しんでいる姿に感銘を受け、これを是非、日本の視聴覚障害者の方たちにも知ってもらいたいという思いで、日本にブラインドゴルフを紹介することを決意されたそうです。そして深見東州さんの行動の早さは、多くの人が驚くところですが、同年に日本ブラインドゴルフ倶楽部を設立されました。それが現在の日本ブラインドゴルフ振興協会(JGBA)になっていきます。

そして、故松井新二郎氏との出会いがあり、固い友情で結ばれた二人は今日の盲人福祉に大きな貢献をされてきました。松井新二郎氏は、視覚障害者団体の役員を多数兼務されてきた重鎮と言える方で、「私は常々、障害者は不自由であっても決して不幸な人ではない、と言い続けてきました。しかし、世の中には、いろいろ障害を持った人を、“可哀想に”“気の毒に”といって同情や憐憫の目で見る人が大勢います。確かに不自由ではありますが、ちょっとお手伝いして頂ければ、あとは全く普通の人なのです。ですから私は長い間、障害を持った人も、社会の中でみなさんと一緒に生きてゆけることを願って活動してきました。端的にいえば、障害者に対する差別と偏見をなくしていただきたいと思います。」という考えで視覚障害者のための活動をされてきた方だそうです。残念ながら現在は他界されましたが、生前に深見東州さんのことを、視覚障害者に真のハイクオリティ・オブ・ライフを与えて下さる方、といわれていたそうです。

そういうことから、深見東州さんは、ブラインドゴルフの父と呼ばれるようになったのかもしれませんね。
そして深見東州さんは日本だけにとどまらず、1998年までは、世界各国の協会が定期的に開催するオープン選手権大会を支援されてきたそうです。
そして、深見東州さんが支援に対応する代わりに、すべての協会を代表する団体に任せられればと考え、1997年に6カ国の代表がオーストラリアのパースで会合を開き、そのような団体を作るための話し合いがあり、1998年のフロリダ州で開催された世界ブラインドゴルフ選手権の時にそれが承認され、世界ブラインドゴルフ協会(IBGA)が誕生したそうです。そして、満場一致で初代総裁に推挙された後も、IBGAへ、およびIBGAを通して世界中の大会への支援を継続しているそうです。

世界ブラインドゴルフ協会の加盟国は、当初の6カ国8団体から今は南米を除く全大陸で、16カ国18団体ほどになったそうです。どんどん世界に広がりつつあるようですね。(英国はイングランドブラインドゴルフ協会、スコットランドブラインドゴルフ協会、北アイルランドブラインドゴルフ協会の3団体が加盟)



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こちらは、前回2013年に開催されたブラインドゴルフジャパンオープンチャンピオンシップのポスターです。今年の大会は、2016年11月8日だそうです。場所は埼玉県の森林公園ゴルフ倶楽部です。

また、こちらはその時の新聞記事になります。

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日刊スポーツ2013年9月14日


世界大会の「2016IBGAワールドチャンピオンシップ 」は、11月9日、10日に同場所で開催されます。こちらは2年に1回の大会で、世界のブラインドゴルファーが集まるハイレベルな大会になりそうですね。