たちばな出版とみすず学苑が提供するNIKKEI第一放送のラジオ番組、「深見東州のぜんぶ私の話、ぜんぶ私の歌」で、サッカーのことについていろいろと話されてましたね。

その中で面白いなと思ったのは、深見東州さんはサッカーを、始めから好きだったわけではなかったそうです。あることがあってから、サッカーを好きになる努力をし始めたそうですね。

それは南アフリカで、サッカーというスポーツの持つ素晴らしい可能性に、気がつく出来事があったからのようです。


南アフリカといえば、「インビクタス」という映画でも紹介されましたけど、アパルトヘイト政策のために、黒人と白人が憎しみあい激しく対立していました。アパルトヘイト政策が消滅してからも、互いの憎しみを修復することは容易ではなく、それでネルソンマンデラ大統領は人種間の対立を解消するのに、ラグビーを利用することを考え実行しました。そのラグビーの国際大会を通して白人と黒人の気持ちがだんだん一つになり、大きな突破口を開いたという有名なお話がある国です。

そのお話は、国際スポーツ振興協会が目指す、”スポーツの力で社会をよりよく” という理念の、理想となる事例だと言われていました。


南アフリカの子供達にとって、日本で言うとJ1にあたるプレミアサッカーリーグのプロ選手達は、神様のような存在だそうです。また、南アフリカのサッカー熱は、日本のそれとは比較できないほどだとも言われています。それもあってか、ラグビーではありませんが、サッカーのプレミアサッカーリーグに加盟するムプマランガ・ブラック・エイシズのスポンサーを2014年度から始められています。

Mpumalanga Black Aces proud of ISPS kit deal
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ところで昔からイギリスでは、ラグビーは上流階級のスポーツ、サッカーは労働者階級のスポーツと言われているのは有名ですね。ラグビーは高価な用具も必要ですし、それに対してサッカーはボールがあれば、とりあえず練習できますからね。また、イギリスでは中流階級以上のお金がある人は、食べ物も良く、体も鍛えていてラグビーをするのに適しているけど、労働者階級の人は栄養が悪く、小柄で痩せていたりしたそうです。でもサッカーでしたら足元の球を蹴るわけですから、体格的なハンディはラグビーほどはありませんよね。だからサッカーが労働者階級の人たちに広がったという、そういうイギリスの歴史的な面が、そう言われるようになった大きな理由のようですね。

南アフリカも、アフリカにおいては経済的に成功した国とはいえ、貧しい子供達も多くいますので、サッカーが子供達に熱狂的な人気になるのかもしれませんね。


それで、深見東州さんはアフリカのレソト王国のサンタバリーへ、いろいろな組織を通じて支援をされてきましたが、レソトはエイズの発症率が世界でも最も高い地域の一つです。レソト王国は南アフリカに四方を囲まれた内陸の国ですが、ムプマランガ・ブラック・エイシズの拠点のヨハネスブルクからも比較的近い位置にあり、ハリー王子とレソト王国のセーイソ王子によって設立されたサンタバリーの施設に、ムプマランガ・ブラック・エイシズの選手たちも喜んで来てくれたそうです。そして、子供達と一緒にサッカーをやり、そこでエイズに対する教育を行ってもらうそうです。
エイズは、徹底した教育によって、感染も蔓延もかなり減っていくことが、カンボジアでのエイズ対策の経験からもわかっていたそうです。それで子供達は先生や政治家のいうことは聞かなくても、サッカーのスター選手のいうことはとてもよく聞くそうなので、サッカー選手の協力によって、エイズから人々を救うことができるのだそうです。ブラック・エイシズが来るということで1万人もの子供達が集まったこともあったそうです。


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2015年に南アフリカで開催されたチャリティイベント、高級スコッチウイスキーのロイヤルサルート後援のポロ試合「サンタバリー・ロイヤルサルート・ポロ・カップ」では、ハリー王子が、スポンサーを務めたISPSハンダチームの一員として登場し勝利しました。下の写真中央はセーイソ王子

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それから、ケープタウンでインドアフットボールを展開するファイブス・フットボールも後援されています。ここでは、生徒たちに勉強の成績が上がればサッカーの練習所を週1回貸してあげるよと言ったところ、子供達がとても勉強するようになり、成績がぐんぐん上がったそうです。また、そうやってサッカーに夢中になっている子供達は、犯罪率が半分以下になり、ドラッグ使用も90%激減したそうです。ドラッグをやっていてはサッカーなんてできませんからね。
結局貧しくて暇があると犯罪に走りドラッグに走るようですね。なので健全に夢中になれるものがあれば、そういう悪の道に行かなくなるという実験的にやってみた成果で、サッカーには、貧しい国の子供達に良き影響を与え変える力があることを見出されたそうです。

もう一つ、サッカーは子供達の教育にも最高に良いと言われていました。学校にも行かない基礎学力のない子供でも、サッカーを始めて上手になりたいと思えば、ルールという規範を守ることを覚え、高い目標を持って努力することを知るそうです。チームワークの大切さを知って、お互いを理解しあうコミニケーション能力を身につけ、謙虚になりわがままを言わなくなるそうです。さらに進むと、相手のチームに対する礼儀、ファンを大事にするサービス精神の大切さもわかってくるそうです。そのように貧しい国の子供達で、学校に行かない最底辺にいる子供達であっても、サッカーをしたいといえば、それが素晴らしい教育につながる可能性があるそうです。

そのようなサッカーの持つ価値を南アフリカで知ったので、好き嫌いを超えてサッカーのスポンサーを始めたそうです。ただし、そのムプマランガ・ブラック・エイシズのオーナーは、昨年チームを売却したため、今はケープタウンを拠点とするケープタウンシティFCというチームになったそうです。ムプマランガ・ブラック・エイシズは、2015/16のシーズンは過去最高の4位という成績をあげました。2016/17のプレミアサッカーリーグでは、ケープタウンシティFCとして、現在のところトップ争いをしています。


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そういうサッカーの持つ価値の素晴らしさ、社会への貢献というものを感じたことと、ヨーロッバや南米を始め、世界中にサッカーに熱狂するファンが沢山いることにも興味を持たれていたようですね。サッカーのどこに、それほど人々を熱狂させる魅力があるのかを知ることは、スポーツの力で社会をより良くすることを目指す国際スポーツ振興協会にとっても役に立つことなのでしょう。それでサッカーの魅力を知るためにも、サッカーを好きになる努力をされているそうです。


以上のようなことが、今年からニュージーランド・フットボールや、東京ヴェルディのスポンサーをしようと決められた大きな意義のようですね。もちろんそれも、スポンサーになって欲しいというお話が、ニュージーランド側や、東京ヴェルディ側からあったからでしょうけどね。


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スポニチ(2017/1/20)に、今回のパートナー契約のことが報道されていました。
深見東州(半田晴久会長)さんは、
「運命を感じたので契約することにしました。数年前からスポンサードしてほしいというお話をいただいてきたが、メインコーポレートパートナーとなると(契約金の)桁が違いますから。同じやるなら徹底的にやらないと。サッカーは世界的なスポーツであり、育成に力点を置いた東京ヴェルディの理念に共感し、スポンサードを通じてさらなる社会貢献を目指す所存です。」と語られていたそうです。